ユーコーコミュニティー大和支店の野口です。
大和市の新築物件でも洋風デザインが多くなっていますが、やっぱり和風デザインも趣があっていいですよね。
和風デザインの家には、和瓦の屋根が適しています。
和瓦は、メンテナンスを定期的に行うことで100年以上も使うことができる優れた屋根材です。
では、和瓦を長持ちさせるにはどのようなメンテナンスが必要なのでしょうか。
今回は、和瓦の特徴とメンテナンス方法についてお話していきます。
和瓦の魅力を知って、ぜひ屋根材選びの参考になればと思います。

和瓦ってどんなもの?
和瓦の材料には、粘土質の土が使われており陶器と同じように、土をこねて成型し、乾燥させて焼き上げたのが和瓦です。
和瓦は、別名「日本瓦」「J形瓦」「和形瓦」と呼ばれることもあり、和風デザインの家だけでなく洋風デザインの家の屋根に使用されることもあります。
陶器で作られているので、スレートの屋根材に比べて2倍以上の重さがあるのも特徴です。
また、和瓦の耐久性は100年以上あり、ひびが入ったり割れたりしない限り和瓦自体のメンテナンスをする必要はありません。
和瓦には2種類ある
和瓦は、釉薬瓦(ゆうやくがわら)といぶし瓦の2種類があることをご存じでしょうか。
・釉薬瓦
成型し乾燥させた後に、ガラス質でできた釉薬をかけて焼き上げた瓦が釉薬瓦です。
釉薬の成分を変えることで様々な色合いを出すことができるので、自分好みの色の瓦屋根を楽しむことが可能です。
塗料のように色褪せすることもなく、長期にわたって美しい外観を保つこともできますよ。
釉薬瓦の表面は、釉薬によって滑らかでツルツルになっているため屋根塗装などのメンテナンスは、塗料をきれいに塗ることができないので不向きです。
基本的に、メンテナンスの必要はありません。
・いぶし瓦
いぶし瓦は、釉薬を使用しない代わりに、空気を遮断した状態で焼き上げる製法となっています。
焼き上がり後に空気に触れないようにすることで、炭素による膜が瓦の表面にでき、特有の風合いを持つようになります。
お寺や神社の建物に使用されることが多いです。
和瓦のメリット
・瓦の塗装は必要なし!
和瓦は、水を吸収しないため、瓦自体を塗装して防水機能を得る必要はありません。
瓦の色を変えたいという場合は、和瓦専用の塗料で塗装するのがおすすめです。
・100年以上の耐久性がある
耐久性に優れているのが、和瓦の一番の特徴です。
1000度以上という高温で焼き上げることで、高い強度を得ることができます。
しかし、強い衝撃によって割れたりひびが入ったりする場合もあるので、そのときは、一部分だけを差し替えることが可能なので補修も低コストで行うことができます。
・断熱性や遮音性もある
和瓦は、屋根と瓦の間に隙間があるので、太陽光の熱が部屋まで届きにくい仕組みになっていて、熱がこもりにくく快適に過ごすことができるのです。
また、和瓦は、厚さが10~20mmほどあるので、雨が降っても音が室内へ伝わりにくいです。
和瓦のデメリット
・費用が掛かる
和瓦の屋根は、1㎡あたり5500~13000円ほどかかり、瓦職人に施工してもらう必要があります。
初期費用がかなり高額になるので予算と相談して決めましょう。
・とにかく重い
和瓦は、スレートの屋根材に比べると2倍の重量があるので、葺き替えで瓦屋根に変更することはできません。
重量があるので、家自体がその重みに耐えられない可能性があるため、新築時での検討をおすすめします。
・寒暖差の激しい地域では要注意
寒暖差によって、瓦が膨張と収縮を繰り返し割れてしまう「凍害現象」が起こる可能性があります。
瓦は、水を吸収しないとお話ししましたが、完全に吸収しないのではないため、瓦が吸った水が氷り膨張することで割れてしまいます。
和瓦のメンテンナスはどんな時にするの?
・棟瓦のゆがみ
屋根の頂上部分にある棟瓦が歪んでいる場合は、漆喰部分の劣化が考えられますので瓦の積みなおしを行いましょう。
・瓦の破損
瓦が割れやひびが入っていたり、なくなっているところはありませんか?
台風のあとや雹が降った後などは、瓦が破損していることも考えられます。
放置してしまうと雨漏りすることもあるので早めに対処しましょう。
・瓦のズレ
瓦のズレは、屋根の下地部分や漆喰の劣化が原因です。
そのまま放置してしまうと、瓦が滑り落ちて危険なので、すぐに葺き直ししてください。
・雨漏り
雨漏りしている場合は、補修ではなく葺き替えをする必要があります。
屋根の下地や木材が腐食している可能性もあるのですぐに対処してください。
和瓦のメンテナンス方法
和瓦自体への塗装を行う必要はありませんが、点検や補修は必要に応じて行いましょう。
定期的なメンテナンスを行うことで、雨漏り予防や家の強度を守ることもできるのです。
・屋根裏点検
10年に1回のペースで屋根裏の点検を行いましょう。
瓦自体に問題がなくても瓦の下の防水紙が劣化している場合がありますし、瓦と瓦の隙間から水が入り込んでいる場合もあります。
雨漏りなどの水の侵入による被害から家を守るためにも定期的な点検を行ってください。
・瓦の交換
瓦にひびや割れが見つかったときには、交換をしましょう。
台風の時は、割れやひびといった症状が出やすいので、ひびや割れている瓦の交換をしてください。
・葺き直し
和瓦は、既存の瓦を使って再度積み直すことができます。
ズレや隙間が空いているなどの場合には、葺き直しをすることで、トラブルを回避することができます。
費用は、1㎡10000~18000円程度です。
・葺き替え
雨漏りなどの症状がある場合は、葺き替えが必要です。
雨水によって、屋根の下地が腐食している可能性があり、家の強度を守るためにも葺き替えがおすすめです。
葺き替え費用は、100~200万円ほどかかります。
和瓦は耐久性に優れていて、瓦自体のメンテナンスは不要です。
しかし、ほかの部分や破損の有無などの点検は必要なので、定期的にチェックしてください。
ユーコーコミュニティー大和支店でも、大和市を中心に屋根の点検を行っているのでお気軽にお問合せください。